前回のブログでは「地」の時代から「風」(みずがめ座)の時代へのパラダイムシフト・・・
今年はその幕開けの年であり、ホロスコープの観点では260年に1度の転換期に当たること。それに伴い人々の意識の改革が起こるであろうこと・・・そんなお話をさせて頂きました。
そんな新時代の幕開けに伴い、人々の生活様式や意識を一変させる引き金ともなった「新形コロナウィルス」。
最近では徐々に自粛も解除され、街にはにわかに活気が戻りつつあります。第二波への懸念もある中で、私達の意識はコロナ騒動が起こる前と現在とでは、ハッキリと意識の変化が起こっているのではないでしょうか?「新型コロナウィルス」が風の時代の幕開けの意識改革の立役者となったのも何とも皮肉な話しです。
さて、前回のブログでは人々の意識改革、風の時代へのシフトチェンジに当たり、ホロスコープの観点や歴史を振り返り、壮大なテーマ(?)でお話しをさせて頂きましたが、そもそも火や地や風や水って何??そう思いませんでしたか?笑!今回は少し踏み込んでもう少し分かりやすく火・地・風・水についてお話しさせて頂きますね。
前回のブログはこちら→260年に1度の大転換期に「本当の自分へ還る」
火・地・風・水 のエレメント
ホロスコープやタロット。または四柱推命などの占い。あるいは、アーユルヴェーダや東洋医学に多少なりとも触れたことのある方ならお分かりかと思います。
火・地・風・水 ここに「金」というカテゴリーを加え5つに分類する四柱推命であったり
火・風・水 の3つの「ドーシャ」という性質(体質)に分類するアーユルヴェーダであったりと
その分類の仕方や性質には様々ありますが、今回はホロスコープに特化して4つのエレメントについてお話を進めて行きますね(#^.^#)
星座を各エレメント(火地風水)に分類し、同時にそれぞれの性質についてご紹介します。(私の見解を交えてお話しさせて頂きますね)
☆火のエレメント☆
おひつじ座・しし座・いて座
性質・・・正義・戦い・浄化・知恵・行動・文明・進化・情熱
火は文明の発展に欠かすことのできない進化の象徴です。私は火のことを考えるとき決まって「プロメテウスの火」を真っ先に思い出します。プロメテウスと云う神が人類に火を与えたと云う神話です。人類が火を扱える様になったことで文明が発展しました。地球上に存在する多種多様の生物の中で唯一人間だけが火を扱えます。火を扱うことにより漆黒の闇に明りを灯し、外敵から身を守り、土器を創ったことでこれまでの想像を遥かに超えた人類の大変革が起こりました。これまで食物連鎖の輪の中に居た人類が火を扱うことであらゆる生物の頂点に君臨したのも、この火を無くしては決してあり得ないことだったでしょう。火は人を温め、和ませ、集わせ、浄化し、癒すものです。ところが扱い方を間違えると、それは武器となり紛争や武力抗争などの戦争を想像させるのも、この火のエレメントです。
☆地のエレメント☆
おうし座・おとめ座・やぎ座
性質・・・物質・土地・文化・価値・欲・安定・美・豊かさ・固定・忍耐・堅実・不変・権力
4つのエレメントの中で唯一固定されたモノがこの地のエレメントです。狩猟民族から農耕民族へ・・土地に根を降ろし田を耕し住居を創り、それがやがて集落となり、助け合い安定を築いて来た太古の祖先達。ある土地では鉱山から金を発掘し、ある土地では大地から宝石などの原石を掘り当てました。こうして美を象徴としたことで、その土地土地の風習が生まれ、これらのシキタリは脈々と子孫へ受け継がれ、その土地ならではの文化を築いて来ました。が、しかしその対極にあるのが権力です。この地球上の歴史を振り返った時、私達人類は悲しい歴史を繰り返して来ました。先住民の土地を奪い、それだけに止まらず植民地化してきました。こうした統治国家の歴史を繰り返して来た紛争と弾圧。つまり戦争。これらを引き起こしたのも地のエレメントの時代です。
☆風のエレメント☆
ふたご座・てんびん座・みずがめ座
性質・・・情報・知性・自由・言葉・個性・空気・拡散・コミュニケーション・インターネット・移動・未来・論理的・見えない世界・意識
4つのエレメントの中で唯一物体の無いモノ。それが風です。風は封じ込めることができません。見ることもできません。でも感じることはできます。草木が揺れることで風を感じます。波が立つことで風の荒々しさを目の当たりにします。匂いも風によって運ばれます。つまり何らかの物体を介して感じるのです。また風は知性を象徴します。その知性も表現をしなければ伝わりません。それを表現するのは言葉です。言葉を使ってコミュニケーションを紡ぐのです。言葉はそのたった一言で人の心を温め幸せにします。逆に、そのたった一言が人を殺め不幸へと堕としてしまう危険をはらんでいます。また、風通しの良いことが後押しをして、これまでの政治や社会の風潮など封印してきたモノが明らかになって行くでしょう。また自分自身の中に封印してきた無意識が表面化することもあるでしょう。それは、コミュニケーション、対人という物体を通して本当の自分への気付きを得るのかも知れません。
☆水のエレメント☆
かに座・さそり座・うお座
性質・・・感情・共感・融合・奉仕・変容・順応・博愛・委ねる・霊感・流れ・混沌
液体である水は、いとも簡単に形を変えることができます。丸い容器に入れれば丸く、四角い容器に入れれば四角に。なんの抵抗もなくすんなりとその形へと収まります。また、形状だけでなく性質さえも変えてしまいます。液体を熱すれば蒸気へと変わり、その蒸気が再び個体となり一滴の水へ・・やがてその一滴が融合し川へと流れ、大河となり大海原へ・・・この様に環境や状況によって様々に姿かたちを変えます。それはつまり共感であり融合であり順応であり変容。自分という存在を消し相手に委ねるのです。これは博愛を連想すると同時にコロコロと心変わりをする女性性をも連想させます。それでも、水の破壊力は凄まじく、時にあらゆるモノを飲み込み、全てのモノを一掃します。たった一滴の水滴が何千年もの時をかけて硬い岩に穴を開けることすらあるのです。こうした表裏一体の水の性質は「優しさの中に強さを秘める」もしくは「強さの中に優しさを秘める」ことでバランスを保てるのではないでしょうか。
さて、こうして4つのエレメントについてお話しさせて頂きました。ここまで読んで頂いてやっと「風の時代」とはどんなことなのか?なんとなぁ~くご理解いただけましたか?(^。^)
では何故?「地」の時代から「風」の時代なのか?これについて前回のブログと少し重複しますが、お話ししますね。
今年、2020年12月に木星・土星・冥王星が重なる「トリプルグレートコンジャンクション」が風のエレメントである、みずがめ座のサインで起こります
※サインとは星座のことです(占星術では星座をサインといいます)
●冥王星が太陽の周りを1周する周期・・248年
●土星が太陽の周りを1周する周期・・・29.46年
●木星が太陽の周りを1周する周期・・・11.86年
この冥王星・土星・木星が今年2020年12月22日にみずがめ座で重なるのです。(コンジャンクションするのです)これまでの200年間(2世紀の間)は、地のエレメントである、おうし座・おとめ座・やぎ座の「土のエレメント」でコンジャンクションが起こってきたのです。物質の世界から意識の世界へ・・「風のエレメント」で起こるトリプルグレートコンジャンクション
これがパラダイムシフトなのです。
風はインターネットもその象徴の1つです。
フジテレビ系列の恋愛リアリティ番組「テラスハウス」に出演していた木村花さんが、SNSでの心無い誹謗中傷に耐え切れず、22歳という若い命を絶たれました。とても悲しいことです。
自由や情報、コミュニケーションのエレメントである風の時代・・・まさに文字通り風通しの良い時代へと突入して行くパラダイムシフトですが、このように表現の自由とは言え、言葉や文字で人を殺める行為など、ひとたび間違えば取り返しのつかないことにも変貌するのです。
各、エレメントの説明でその危険をはらむ対極についても触れましたが・・
宇宙は「破壊と再生」「統合と分離」この繰り返しです
新たに迎える風の時代・・またその260年後には(ちょっと気が早い!笑!)ふたたび破壊や分離の末に、次の「水の時代」へとシフトします。こうして繰り返される宇宙の真理・・
はぁ~気が遠くなりますねぇ~(^^;)))
最後に「風」を象徴するかの様な心温まる実話をシェアして今回のブログを終わらせたいと思います。
「いいことが次々起こる心の魔法」より
著者:ウエイン・W・ダイアー
アメリカの先住民族の部族長である、シアトルさんがアメリカ大統領へ送った手紙です
(アメリカ大統領が先住民族の部族長宛てに、あなたの土地を買いたいと、送った手紙に対して返信されたモノです)
ワシントン大統領様へ
私達の土地を買いたい。という手紙を頂いたのですが
土地を買いたいとは、どうゆう意味でしょうか?
意味がよくわかりません。
私たちが申し上げたいのは、土地を売る場合
空はどうなるのでしょうか?
土地に吹いている風はどうなるのでしょうか?
この土地に訪れた秋や冬をあなたに売ることは
不可能の様に思います。
この土地には川が流れていますし
私たちの先祖の墓・思い出
そして、私たち部族の神話も残っております。
鳥や獣がおりますが・・
それを買いたいとは 意味がわかりません。
もし、あなたが来れば私たちはいつでも歓迎します。
一緒に野原で遊びましょう。
いかがでしたか?(#^.^#)
私はハートの真ん中をエンジェルの小さな矢で打たれたかの様にキュン💛としました。
なんてピュアな言葉でしょう・・
思考や言葉・・ わたしも気をつけなきゃ✧♡
最後までお読みいただきありがとうございます
lana無月子