今では誰でも気軽に受けることのできるロミロミですが、そもそもロミロミは「王族など特定の階級にのみ施された秘儀」と言われています。
しかし、その一方で庶民の間でもそれぞれのスタイルでロミロミを施していたとも言われています。
ロミロミには昔からいろいろなスタイルがあり、発展してきたようですね。
今日はそんな古代ハワイアンのロミロミについて、少しお話したいと思います。

古い書物によるとロミロミは「王様の便を管理する召使い」と記されています。
現代のロミロミからは想像もできない説明ですね。

「便」は健康のバロメーターであることから、古代のハワイには、確かに王様の便を管理する召使がいたようです。

この召使いは便によって王様の健康を管理する以外にも、もう1つ大事な役割がありました。
それは「王様の便を人目に付かないように隠す」というお役目だったそうです。
敵陣に王様の健康状態を知られてはならなかったのですねΣ(゚Д゚)

確かに「便」は、体からの“便り”とも言われる通り、腸内の情報が詰まっています。
そう考えると、
大便」は、つまり「大いなる便り」ですね!(^^)!
それは隠さねばなりません!

そして、王様の便を管理する者とは別に、マッサージを施し王様の身体を癒す役割の召使いもいたようです。
それらの王様への施しが一緒くたになって「ロミロミ」と呼ばれるようになったのでしょうか。
でも何ゆえ「王様の便を管理する」部分にだけフォーカスされたのかは謎ですが・・・(。´・ω・)?

古代ハワイアンは文字を持たない民族であったとも云われていますので、それ以上知る由が無いと言ってしまえば其れまでです。
(私はここには少々の疑問を感じます。文字とまではいわないまでも象形文字に近いカタチの文字を使っていたのではないか?と、思うのです。(__) これはあくまでも私の根拠のない考えなので一旦脇に置きますね。)

でも、文字を持たない民族であるが故に、歴史や神話を舞踊や音楽で後世に伝承し、フラなど独自の文化が育ったとも言われていますね。

 

時が過ぎ、1820年にキリスト教伝道のために海を渡ってきた宣教師たちが、聖書を作るために言語化してハワイ語が生まれました。

そのハワイ語の普及に大きな功績を残したとされるのが、「メアリー・カヴェナ・プクイ」という女性。ハワイ民話の翻訳家であり、作詞家として多くのハワイアン・ソングを生み出したハワイ文化の権威。
そのメアリー・カヴェナ・プクイによると、ハワイでは誰もがロミロミを行っていたと言います。その技術は広く応用され、現在の骨接ぎや、妊婦の陣痛を和らげるマッサージ、筋肉の疲れを取るマッサージ。そしてリラクゼーションまで多岐にわたり施されていたようです。マッサージだけでなく、顔や指、頭などを整える美容マッサージとしても施していたようです。

また、古代のロミロミはリラクゼーションだけではなく、医療行為としても大きな役割を担っていました。
怪我や病気などを患った時には、医療行為としてロミロミを施す専門家であるカフナのところへ治療に行ったようです。カフナは広く薬草の知識もあり、医学的知識と、霊力を以て治療に当ったと有ります。また治療には神への祈りも大切な儀式であったようです。それが故に現在でも「世界一ヒーリング力のあるマッサージ」とされているのでしょう。

このようにロミロミには様々な言い伝えがあり、知れば知るほど奥深いものなんです。

私は、ロミロミの歴史や起源、秘儀、ヒーリング、古代の技法、儀式、英知、等々・・・ずっと深く学びたいと思っていたのですが、なかなかいい書物に出会えませんでした。
しかし、今から2年程前、偶然立ち寄った書店である1冊の本と出会いました!!

それが・・・

「ロミロミとハワイアン.ヒーリングの教科書」

この本と出合った私は一心不乱に読み進めたことを覚えています。

またこの書籍には、前回のブログでお話した瞑想中に視た足でするロミロミのことが実際に記されていましたーーーッ!!(@_@)

私のクムも実際に足で施すロミロミを習ったとのことでしたが、この書籍には足で施す以外にも技法やヒーリング、ハーブなどの秘儀が詳細に述べられています。

ロミロミについて学びたい人には是非お薦めしたい一冊です。

 

今回はこれくらいで・・・次回はタイ式とロミロミを比較して私の見解をお話させて頂けたらと思います。

今日もありがとうございました。

Mahalo ((´∀`*))

lana natsuko

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